12年4月

12/04/24 ひな誕生

カンムリカイツブリのつがいが抱卵してだいぶ経った。今日はロードバイクで琵琶湖南湖一周の帰り道、3時過ぎに立ち寄ると、1羽のひな誕生とのこと。

自宅にとんぼ返りして、カメラ持参して撮影にあたった。しかし抱卵状態で動きがない。ひなは抱卵中のお腹の下ではなく、親鳥の背中、羽の下にいるとのこと。

待つこと、40分。やっと姿を見せた。私には初めての雛だ。縞模様のひなが親鳥の後ろ背中に見える。いくら岸近くにある巣と言っても、ファインダーを覗いてもやっと判るぐらいの小ささだ。下の写真はAPSサイズのセンサーで、500mm超望遠(35mmサイズで750mm相当)で撮ったものを約1,000mm相当にトリミングしたもの。

別のショットを大きくトリミングしたのが下の写真。背中から首だけ出して、餌をもらっている。白魚らしきものを与えたのが1回だけで、その後4~5回はダウン羽毛を与えていた。羽毛にはタンパク質が含まれているとのことだが、栄養としてだろうか、それとも胃(砂袋)の砂の代わりだろうか。

全部のひなが孵るのは1週間以上先のことだろうが、ひなを背中に乗せて泳ぐ姿が待ち遠しい。

12/04/19 水郷花吹雪

明日から天候も悪いし、花吹雪には少し早いかなと案じながら、ロードバイクツーリングがてらに近江八幡水郷めぐりの撮影に。

平日だけにカメラマンは3人のみ。舟もなかなか来ない。やっと一艘来た。いつもの屋根のない和船。私には珍しい。

右上の橋を避けて、欲張って菜の花と桜を入れて撮影。桜吹雪というほどではないが、静かな水面にはそこそこ散った花びらが浮かんでいた。

思い切って?菜の花を入れずに、桜と和船の組合せ。船頭さんの服装から見て、いつもの水郷めぐりの舟ではなさそうだ。多分、珍しいショットではないだろうか。

その後、しばらくは舟が来る感がしない。初めてお目にかかる方とだべりながら待つ。

来たのはカヌー。桜と菜の花を多く入れるため、右上の橋も入れざるを得なかった。

橋の上からカヌーを俯瞰撮影。赤いパドルが同期して水を掻く。水面は黄土色にくすんでいるが、色相をずらして青味を出したが、やはり本来の空を映した色には敵わない。

それからしばらく待つと、いつもの屋形船が来た。もう少し右からの撮影で桜と菜の花をもっと多く入れて入れたかったが、そうすると水面が窮屈になるので、水面に散る花びらを多く入れようとした。果たして正解は・・・?

橋の上から俯瞰撮影。モノクロームにして水面の花びらを強調したかったが、右側に花びらが少ない。それ以上に、このテーマでモノクロが合っているのか自信はない。

結局、1時間ちょっとの撮影でチャンスは3回のみ。午後から自治会の役員会が予定されていたので、このスポットに直行・直帰の慌ただしい撮影だった。車で来れば、もう1時間ほど撮影時間は延ばせたのだが、ロードバイクにも乗りたいと「二兎を追う者は一兎をも得ず」の撮影とライドになったような気もするが、それなりに満足である。楽天的に行こう。

12/04/14 水郷めぐり

ロードバイクツーリングがメインだったが、せっかくの近江八幡ということで一眼レフ持参で近江八幡水郷めぐりの舟の撮影スポットに立ち寄った。

週初めの9日に下見に来た際は固い蕾のままであったが、瞬く間に満開となっていた。昨夜の雨で水路の水は濁っていたが、桜も菜の花も満開で、観光客を乗せた水郷めぐりの舟も行き交った。

どうしても、桜と菜の花、和船の定番の組合せで観光写真的になってしまう。橋近くは菜の花がまばらなため、橋の上からやや望遠気味の焦点距離で桜と菜の花をたっぷり入れた。他のカメラマンはどう撮っているのだろうか?

菜の花を前景にぼかすため、川べりに降りて撮影。手前は菜の花が少なく、ボリューム感に欠けた。

もう少し奥に行くとたっぷりの菜の花があるが、橋の上からの撮影の邪魔になるし、畦も痛めるので、自重した。この日は、カメラマンも4~5名程でみんな互いに気を遣いながら撮影しており、出来は別にして気持ちよく撮影できた。

豊年橋舟乗り場近くで、水路を行く舟。桜や菜の花のような彩りはないが、芦に囲まれた水路を行く舟が水郷めぐりという言葉にマッチしているような気がして撮ってみた。

その後、八幡堀に立ち寄ったが、八幡祭りの松明が飾られ、多くの観光客で溢れていた。桜も満開でキレイだったが、自分では作品に出来そうもなく、また午後から出てきたので、時間的余裕もなく、早々に帰路に着いた。

時間が許せば(いや、リタイヤ世代にはいつでも時間だけはあるのだが)、3~4日後の桜吹雪の頃にもう一度来てみたいと思う。

12/04/12 カンムリカイツブリ

数回、カンムリカイツブリのペアを撮ったことはあるが、抱卵中のペアを見るのは初めて。

岸から近くに巣を構えていた。これほど近くで見られるのは珍しいとのこと。昨夜の雨で水かさも上がったのか、巣の補修に大忙しのようだった。

作品として、云々するものではないが、私にとっては珍しいショットだ。

時折、立ち上がって卵を移動・回転させていた。

巣の補修が終わると、餌探しに奥の方へ出かけた。風があって、自慢の冠が逆立っていた。雛が孵ると子供は親の背中に乗って移動するとのこと。その光景が見られるのが楽しみだ。